六道珍皇寺(ろくどうちんのうじ)について

 「六道さん」の名で親しまれ、お盆の精霊迎えに参詣する寺として名高い六道珍皇寺は、山号を大椿山と号し、臨済宗建仁寺派に属しています。
 「六道」とは、仏教の教義でいう地獄道(じごくどう)・餓鬼道(きがどう)・畜生道(ちくしょうどう)・修羅道(しゅらどう)・人道(じんどう)・天道(てんどう)の六種の迷界をいい、人は因果応報により、死後はこの六道を輪廻転生するといわれています。この六道の分岐点で、いわゆるこの世とあの世の境が古来より六道珍皇寺の境内あたりであるといわれ、冥界への入口とも信じられてきました。
 百人一首の歌人としても知られる小野篁(おののたかむら)は、平安初期の官僚ですが、なぜか閻魔王宮の役人ともいわれ、昼は朝廷に出仕し、夜は閻魔庁にも勤めていたという奇怪な伝説があります。また、本堂背後の庭内には、篁が冥土へ通うのに使ったという井戸や、近年発見された冥土から帰るのに使ったといわれる「黄泉がえりの井戸」もあります。
 春・秋年2回程の特別拝観時以外は、本堂背後の庭内には入れませんが、格子窓から「小野篁冥土通いの井戸」を遠くに望むことはできます。
 
 六道珍皇寺は、通常庭内以外の境内は自由に拝観をしていただくことができます。特別拝観等につきましては、公式ホームページ ▶︎http://www.rokudou.jp/ でご確認ください。

六道珍皇寺本堂と「六道の辻」中心付近に建つ
三界萬霊供養塔

「小野篁冥土通いの井戸」普段は本堂背後の庭内に入ることは出来ませんが、格子窓から遠くに望むことができます。

ACCESS MAP

六道珍皇寺  
京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町595