退耕庵(たいこうあん)について

 小野小町ゆかりのお寺として知られる退耕庵は、東福寺の塔頭寺院で1346年(貞和2)に創建されました。応仁の乱により、一時衰微しましたが、慶長年間(1596-1599)に安国寺恵瓊(えけい)により再興されました。
 山門をくぐった右側には、小町堂と呼ばれる地蔵堂があり、小野小町ゆかりの恋文を胎内に納めて作った玉章(たまずさ)地蔵と小町百歳像が安置されています。
 地蔵堂の前にある小野小町百歳井戸は、晩年に小町が年老いた自分の顔を写し、和歌を詠んだという伝説が残っています。
 また、幕末の鳥羽・伏見の戦いの際、東福寺に長州藩の陣が置かれた縁で、退耕庵はその戦死者の菩提寺となっています。

落ち着いた雰囲気の山門
寺本堂と「六道の辻」中心付近に建つ
三界萬霊供養塔

玉章地蔵と小町百歳像が安置されている地蔵堂。
堂内は撮影禁止となっています。

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退耕庵  京都市東山区本町793